自家中毒症
(周期性嘔吐症)(アセトン血性嘔吐症)
<ZIKATYUDOKU>
<こんな病気>

  2〜10歳の子どもが、急に吐き始め、顔色が悪くなり、ぐったりする小児特有の病気。
  この病気は“起こしやすい体質”があり、何度も繰り返すことから「周期性嘔吐症」とも、
  また血液中に大量のケトン体(その主成分はアセトン体)が溜まるために、「アセトン血性
  嘔吐症」とも呼ばれます。
  また重症になり、低血糖を合併して、意識障害やけいれんを来したもには、「ケトン性
  低血糖症」と呼ばれます。
   <どんな子どもに多いのか>

    •  割合と「几帳面」で「緊張しやすい」子どもに多い。
    •  いわゆる「家系」が存在する事がしばしばある。
          (兄弟や親が、子どもの頃に同様の状態になったことがある等。)

<症状>

  食欲が無くなったり、軽い場合は吐き気のみ、ひどくなると嘔吐がみられます。
  悪い事に、こういった症状が出現し、体の水分が少なくなると、口からとる糖分なども
  不足あるいは欠乏して、ケトン体はますます蓄積、いっそう頻回に嘔吐が見られる
  という悪循環がおこります。
       … 尿の検査を行ってケトン体が陽性であれば自家中毒と診断します。

  •  食欲不振、悪心、腹痛や下痢といった消化器症状の他、頭痛などが見られます。
  •  嘔吐する期間は数日間続き(子供によっては)発作が反復されて、数週間から
     数ヶ月後に、また同様の症状をきたします。
         … 成長につれて嘔吐の回数は減り、思春期になるまでには治ります。
  •  胃腸炎などの感染症によるものではないので、発症も急激であるが、治る時も
     わりとすんなり治る。
         … 感染を伴い、発熱の見られることも多々あります。
  •  時に嘔吐がひどくて黄色い胃液や、ついには緑の胆汁まで吐いたりもします。
         … 吐くものは、りんごが腐ったようなアセトン(ケトン体)のにおいがします。
  •  重症になると顔面蒼白、チアノーゼ、意識障害、けいれんをおこす場合もある。

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