手足口病
<TEASHIKUCHIBYOU>

★ 保育園・学校へ行くかどうかは、症状によるので、主治医の指示に従いましょう ★

<こんな病気>
  •  コクサッキーA型ウィルスや、エンテロウィルス71型などの
    •  飛沫感染
         … セキやくしゃみなど飛沫感染の他、便からの経口感染もあります。
    •  潜伏期間
         … 3〜6日で、5歳以下の乳幼児が90%を占めます。
           1〜3歳をピークとしますが、大人もかかることがあります。
    •  合併症
         … 無菌性髄膜炎をおこす事があります。
           高熱・ひきつけ・嘔吐などの症状があったら、すぐに受診を!
  •  一度かかると免疫ができますが(手足口病は)複数のウイルスによって引き
     起こさるため(別のウイルスによって)再び引き起こされることがあります。

  •  日本では毎年:6月第2週頃から増加し、乳幼児の間で夏を中心に流行。
        … 症状の軽いものが多いとはいえ、1997年にはマレーシアで、1998年
          には台湾で大きな流行が発生し、死者も報告されています。

<症状>

  特別な治療法はなく、「発熱」・「頭痛」・「口腔内の潰瘍の痛み」等、それぞれの
  症状に対する対処療法が中心です。

  •  手のひら、足の裏、口の中に、米粒のような発疹ができる病気。
        … 一見、水疱瘡に似ています。
           口の中では、舌・唇の内側 ・ 頬の内側などにでき、食欲が落ちます。
  •  やがて発疹は水をもち、水泡が破れるとただれがひどくなり、潰瘍になります。
        … 次第に褐色の斑点になり、数日で消えます。
              ( 口の中 = 3〜4日、手足 = 7〜8日でおさまります。)
  •  熱はないか、微熱程度。
        … 約30%に38℃の発熱が1〜3日みられます。
  •  手足の水ぶくれは痛みませんが、口の中が痛くて食べられない事があります。
    •  1〜5ミリ以下の扁平な円形〜楕円形の小水疱疹が手掌・足底に好発。
       紅暈(まわりが赤い)を伴います。
       水疱内容は白色で、数日内に飴色となり吸収され、やがて消失。
    •  皮疹は米粒大の紅色丘疹で、手背・足背に分布しますが、乳児では
       臀部にも出現します。

<治療>

  •  治療をしなくても、自然に治る場合がほとんどです。
        … 食後は白湯で口をゆすぐなどして、患部を清潔に保つよう心掛けます。
  •  熱や喉の痛みがある時には、それに対する薬が出る事もあります。
  •  ウィルスは便からも2〜3週間は排泄されます。
        … 排便後・おむつ交換後は、よく手を洗いましょう。
  •  食べ物 … 口の中が痛いときは、しみないものを!!
        … 「熱い」・「からい」・「すっぱい」ものを避けるようにしましょう。
  •  お風呂 … 熱がなければ、特に問題はありません。

<予防>

  手足口病には、有効なワクチンがありません。
  また「症状の軽い場合が多い事」・「感染期間が約1ヶ月と長く、発疹(ほっしん)の
  ある時だけ登校停止にしても、感染の予防に大きな意味がない事」などから、
  最近では感染予防としての隔離はあまりしなくなりつつあるそうです。
      … 感染しても、症状の現れない不顕性感染者もいて、こうした患者も、
        感染力を持っているため、予防は難しいのが現状です。

  • 手洗いの励行(特に排便後・おむつ交換後)。
  • 清潔な衣服を身に着ける。         といった一般的な注意が必要です。

     … 「熱もなく、食事もきちんと摂れるようなら、休ませる必要はない」との見解が
       一般的のようですが、自己判断はせず、必ず主治医の指示に従いましょう。

<こんな時は、再度受診を!>
  合併症として、髄膜炎(要:入院治療)をおこすことがあります。
  ↓↓↓こんな時は、早めに受診を。

  •  口の中が痛くて、十分な水分もとれないとき。
  •  高い熱が続くとき。
  •  吐き気が強いか、頭痛が強いとき。
  •  意識状態に変化が見られるとき。

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