予防接種のスケジュール

「個別接種」と「集団接種」を組み合わせ、
「複数回で接種するワクチン」をうっかり忘れないよう念頭におきながら、
「生ワクチン」と「不活性化ワクチン」を組み込んでいく…!!
言葉で書くと難しい気もしますが、
慌てずとも、騒がずとも、意外とスムーズに行くものです。(〃⌒ー⌒〃)

 「個別接種」と「集団接種」
     … 予防接種は、大きく「個別接種」と「集団接種」にわけられ、そのスケジュール
       は、集団接種を柱にして組む事になります。

  •  個別接種
       … 各家庭で計画し、医療機関へ行って接種が受けられるもの。
        それぞれの体調・都合にあわせて日が選べるので、無理なくスケジュールを
        組む事ができます。

    •  基本的にどこも予防接種は完全予約制ですが、病院によって、
      「一般診療と同時進行」だったり「一般診療のない午後から」だったり、
      その対応はまちまちで、それぞれに良いところがあります。
      また、接種の種類によって、予約期限も違ってくるので、掛かりつけの先生と
      相談しながらスケジュールを立てられるのが理想的ですね。

  •  集団接種
       … 市区町村で日時が決まっていて、保健所等で接種が受けられるもの。
        その日を逃すと、次まで間隔があいてしまう事になるため、体調管理が
        大切になってきます。

    •  もし当日体調が悪かったり、緊急に他のワクチンを優先した場合などには、
      その日がダメでも、他の手段:他の日に接種する方法を探してみましょう。
      大抵は、隣町の集団接種に参加したり、個別接種に切り替える事ができます。

  住む地域によって、その予防接種の「集団接種」・「個別接種」は違い、そのお知らせ
  方法もまちまち。まずは情報を収集し、住んでいる地域の事情の確認をしましょう。
         (中でも「ポリオ」・「BCG」は集団接種の地域が多く目立ちます。)
      … 特に、ポリオに関しては、個別接種を受けられる医療機関が限られて
        います。市区町村の担当窓口に確認してください。

 接種費用:公費負担
     … 基本的に、集団接種・個別接種を問わず(推奨接種のワクチンなら)
       料金は掛かりません。

  •  ただし「期間指定」!
       … 市区町村によってワクチンごとに接種する期間が指定されていて、
         無料なのはその期間だけですから、いつ受けても良いというわけでは
         ありません。

     * 例えば「DPT」の場合:法律上では3ヶ月から接種可能。
         … 住んでいる市区町村から来たお知らせに、例えば「1歳になってから」、
           「6ヶ月〜1歳までに」というような指定がある場合、
           その期間のみ公費負担(無料接種)ということになります。
     * 指定の月齢が遅く、何かの事情があって早く受けたいと希望する場合
         … 自費でなら受けることができます。

 「生ワクチン」と「不活性化ワクチン」
     … ワクチンごとの「最低限あける期間」を知ってうまく組み合わせると、
       スケジュールが効率よく立てられます。

  •  生ワクチン
       … 接種後(次の接種までに)4週間あける必要があります。
            … 生ワクチンの場合(ワクチンそのものになるため)ジワジワと抗体
              ができていき、その間、病気の潜伏期間と同じ状態になります。
      * 生ワクチン
            … BCG・ポリオ・風疹・おたふくかぜ・水痘

  •  不活化ワクチン&トキソイド
       … 接種後:(次の接種までに)1週間あける必要があります。
            … ウィルスの成分を取り出したものなので、1週間あければ
             副作用の危険もなく次が受けられます。
      * 不活化ワクチン&トキソイド
            … DPT・日本脳炎・インフルエンザ・B型ワクチン

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 「複数回で接種するワクチン」

  •  ポリオ(1〜2回目の間) … 6週間以上あけて接種
  •  DPT(最初の3回) … それぞれ3〜8週間あけて接種
         … この間に別のワクチンをはさんでもOK!

  複数回受けるワクチンは、間隔が決められているので、受け損ねると焦ってしまい
  ますが。実際には、多少間隔があきすぎたとしても1回目からやり直す必要はなく、
  回数をこなしていけば良いとの事。予定が狂っても、それなりの対処法はあります♪

 Q.病中・病後
     手足口病・りんご病(伝染性紅斑)・突発性発疹など、ウィルスによって伝染する
     比較的軽い病気の後は、合併症がないかどうか様子を見る事になります。
     期間は2〜3週間くらいあれば、生ワクチン・不活化ワクチンとも接種できますが、
     病気にかかっていた時の症状の重さや、体調などによって、接種までの間隔を
     決める事になります

 Q.卵アレルギー
      「麻疹」・「インフルエンザ」・「おたふくかぜ」のワクチンには、ごく微量の鶏卵の
      成分が含まれています。そのため、卵を食べた時に、アナフィラキシー反応
      (蕁麻疹・喉の腫れ・呼吸困難など)が起こるような「ひどい卵アレルギー」が
      ある子供には、接種しない事になっています。

 Q.ゼラチン
      ワクチンにはわずかですが、安定剤や防腐剤としての物質が含まれています。
      特に最近注目され話題に出るのが(ほとんどのワクチンに)安定剤として
      使われているゼラチン。
      副反応はほとんど軽い発疹程度ですが、まれにショック症状が起きる事があります。
      ゼリーなどゼラチンの入った食べ物を食べて湿疹が出るようなら、必ず問診票に
      書いてください。(ゼラチンを使っていないワクチンにかえる事もできます)

 Q.薬を飲んでいる時は?
      特に基準はなく、抗生物質を飲みながらでも受ける事はできます。
      慢性の病気(気管支喘息や滲出性中耳炎等)の場合でも、症状さえ
      落ち着いていれば、受けることができ、むしろ、その病気の症状が、
      現在どうなっているかの方が重要との事です。

 Q.アトピー性皮膚炎
      「アトピー性皮膚炎だから」という理由で接種できないワクチンはありません。
      ただしBCGに関しては、ただれた皮膚からワクチンの菌が入る恐れがあるので、
      全身の皮膚が荒れている時はできないと診断される事があります。

接種後の注意

  •  急な副作用
        … 急な副作用(蕁麻疹・セキ・喘息等)がおこるのは、通常、接種後:
         30分と言われています。
        … 接種後30分は特に様子をよく観察し、接種した病院の近くで過ごす
         など、医師とすぐ連絡が取れるようにしておきましょう。
  •  副作用
       … 副作用(発熱・頭痛・痙攣など)の多くは、24時間以内に出現すると
         言われています。
       … 接種後1日は体調に注意し、異常反応や体調に変化があれば、速やかに
         医師の診察を受けましょう。
       … 接種部分が赤く腫れたり痛む事がありますが、通常4〜5日以内に
         軽快します。
  •  注射部位は清潔にしておいてください。
       … 接種後の入浴は問題ありませんが、注射部位をこする事はやめましょう。
  •  接種当日はいつも通りの生活でOKですが、激しい運動は避けましょう。

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