インフルエンザ
<INFURUENZA>

出席停止:解熱した後2日を経過するまで。
ただし「病状により学校医その他の医師において伝染のおそれがないと認めたときは、
この限りではない」となっており、医師の裁量が認められています。

<こんな病気>

  インフルエンザウィルスが原因で起こる病気。
  インフルエンザが流行してきたら、特に「高齢者」や「慢性疾患を持っている人」、
  また「疲れていたり、睡眠不足の人」は人混みへの外出を控えましょう。

  •  飛沫感染
      … 咳・くしゃみなどと共に放出されたウイルスを、鼻腔や気管など
        気道に吸入することによって感染します。
  •  潜伏期間 … 1〜2日と短いため、流行が非常に早いのが特徴です。
  •  合併症
      … 気管支炎・肺炎など他、子供の場合、中耳炎・熱性けいれんなども
        起こしやすく、また学童でも脳炎や脳症を起こすなど、重症化する事がある
        のもインフルエンザの特徴です。

<種類>

  抗原性の違う2種類のウィルス(A型とB型)が、同じシーズンの中で複数流行する事が
  多いので、A型にかかった後、B型にかかったりする事もおこります。

  •  A型 … 歴史的にA型が大きな流行を起しています。
    •  A/ソ連型(H1N1亜型)
    •  A/香港型(H3N2亜型)
  •  B型 … ヒトに感染し流行を起こします。
  •  C型 … ヒトに感染しますが、大きな流行は起こさないとされています。

  * 型が違っても、症状や治療、予防法には大きな違いはありません。
         (治療薬は型により異なることがあります)

<症状> 発症が急な事に併せ、全身の症状が強く現れます。

  •  38度以上の発熱
  •  頭痛・関節痛・筋肉痛など
  •  普通の風邪と同様の症状 … のどの痛み・鼻汁など

  * 一般的に、症状がでてから3〜7日間はウイルスを排出すると言われています。
    健康な成人では、インフルエンザは通常2〜3日で熱が下がりますので、
    熱が下がっても一両日はうつす可能性が残ることになります。
        (一旦熱が下がって、また上がるという特徴も併せ持ちます。)
    したがって、症状がでてから3〜7日間は他の人へうつす可能性が高いので、
    人の多く集まるところは避けた方が良いでしょう。
    学校や職場に行く場合はマスクをするなど、周囲へうつさないよう配慮してください。

<治療>

  症状が出たら、早めに医師の診断を受けるようにしましょう。
    … 発症から48時間以内であれば、ウィルスの増殖を抑える薬が処方されるように
      なりました。早ければ早いほど(体中のウイルス量が少ないので)効果的です。

   * ウイルスがのどや鼻の粘膜に広がり高熱が出てしまうと、根本的な治療は間に
     合わなくなり、かえって長期間寝込むことになってしまうおそれがあります。
     特に、地域内でインフルエンザが流行している場合などは気を付けましょう。

<予防>

  基本は、流行前にワクチン接種を受けること(欧米では一般的な方法)です。
  インフルエンザにかかった場合の重症化防止の方法として有効と報告されています。

  •  一般的な感染症の予防として…
      十分な休養をとる事で体力や免疫力を高め、日ごろからバランスの良い食事を
      とることも大切。また、帰宅時のうがい・手洗いもおススメです。

  •  加湿
      空気が乾燥すると(粘膜の防御機能が低下するため)感染しやすくなります。
      外出時にマスクを利用したり、室内では加湿器などを使って適度な湿度
      (50〜60%)を保ちましょう。

  •  空気感染
      例えば、インフルエンザにかかった人が同じ部屋の中にいた場合、その人の咳や
      くしゃみの中にウィルスがいる可能性はあります。
      しかしながら、飛沫というのは1〜2メートル以上は飛びませんし、
      マスクをしていれば飛沫の発生は最小限に抑えることができます。
      それよりも、手指を介した感染もありますので、手洗いが重要になってきます。

  * 狭くて換気の悪い部屋などでは、比較的長くウイルスが浮遊することもあります。
    時々空気の入れ換えをしたり、部屋の湿度を適度に保つことなどが大切です。

  •  消毒
      インフルエンザウイルスはほとんどの消毒薬に弱いので、目に見えるような、
      痰やつば、くしゃみで飛んだ分泌物などによる汚れがある場合には、
      通常の消毒薬により消毒しておくほうがよいでしょう。
      しかし、部屋などは通常の掃除だけで十分だと考えられています。

  •  衣服の消毒
      着用した衣服から感染を起こすことは稀だと考えられています。
      通常の洗濯をして日なたに干す、あるいはアイロンをかけるなどしておけば、
      インフルエンザに限らず(多くのウイルスの)感染性はなくなってしまいます。

  * 尚、症状が出る前から抗ウィルス薬を飲むことで予防する効果については、
    まだ国内での調査研究が十分に行われておらず、現在は推奨されていません。

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