<こんな病気・症状>
汗腺が詰まり、汗が外に出ずたまってしまったものがあせもです。
<白いあせも> … やや透明感のあるツブツブ。痒みはありません。
<赤いあせも> … 通常、汗疹:あせもと呼ばれるもの。
- 汗の出口が、ホコリやあかでふさがれ、炎症が起こったもの。
… 通常汗は、汗腺の出口である汗口から体外に排出されるものですが、
汗をかいてもそのままにしたり、汗の蒸発が遅れて、汗が皮膚の表面に
長くとどまっていたりすると、汗腺が詰ったり、かぶれたり。
また、高熱のため障害が起こると汗が十分に出なくなり、その部分が
かぶれたりもします。
- 皮膚の一面に赤い小さな発疹がたくさんでき、汗がしみて、ひりひりします。
… しばらくすると、透明な水ぶくれとなって、強い痒みを伴います。
この時に汚れた手などで掻いたりすると、細菌に感染し、汗腺膿瘍
(あせものより)になる事があります。
これがいわゆる「あせも」の症状ですが、大人よりも子供に多く見られます。
<予防>
- 肌着は、木綿製のものを。(通気性・吸湿性)
- 汗をかいたら、濡れたタオルで優しく拭いてあげて。
- 夏場は、シャワー・お風呂でマメに汗を流し、肌着の交換を。
<治療>
- 汗をマメに洗い流す。
… 1日に2〜3回、汗を流し、皮膚を清潔に。
- 湿疹化した場合・あせものよりができた場合。
… 病院を受診。(塗り薬・抗生物質の服用)
- 涼しい環境にする。
… 冬でも、汗をかきすぎないよう、衣服・暖房の調節を。
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